2016年1月18日月曜日

講演会を終えて…

 新年早々バス事故が起こり、大学生を中心とした多くの方が亡くなりました。夜間の長距離バスが再び起こした惨事であり本当に気の毒で仕方ありません。4月から社会人という新ステージを目前にして逝ってしまった方々はさぞかし無念でしょうね。育ててきた親の心中も良く理解できます。
 もう二度と起こって欲しくない事故…。でも、繰り返し起こってしまう現実。安い料金は確かに魅力だけど、安全性を値引いた結果が死亡事故というのは、やはり大きく間違っていると思います。災害の時には反省し、しかし、中途半端に終わってしまうのは日本という社会の常であります。東日本の地震で原発への安全性が問題になって、しかし、再稼働するということも同じ構造なのかもしれません。
 
 さて、今年最初の大イベント=邑楽町の未来を考える「講演会」が終わりました。高崎健康福祉大学の金井教授による2025年問題に焦点をあてた会場には、150名を超える参加者が集いました。
 冒頭から10年後を予測した未来像が次々と示されましたが、多くの参加者はその厳しい状況をしっかりと捉えていたようでした。しかし、行政や既存の社会資源だけでは、多くの課題を乗り越えることが困難な時代。結局は、住民ができることをしっかりやりこなすことが重要であることが方向づけられました。
 参加した人からのアンケートでは、「自分たちが何かをしなければならないことを自覚しました。」との感想が寄せられました。すぐに変われるわけではないけれど、一歩ずつ着実に歩んでいくことが必要なのでしょうね。それが未来の有り様を左右するということです。
 これから、社協もその歩みにしっかり寄り添います。


(ほり)

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