2013年2月15日金曜日

生活支援って‥

 社協トップセミナーが13日に行われ参加してきました。参加者は田部井会長と松島副会長と私の3人。場所は前橋市の総合福祉会館です。
 主題は 『「社協・生活支援活動強化方針」とその推進』 でした。
 全社協の野崎地域福祉部長さんが、社会保障・社会福祉の動向についてふれながら声を大にした講演を行います。   
  
 「~社協の存在が危ない!これからが挽回のしどころだ‥」

 ここ数年来、社協の存在意義が問われ続けていることは承知してました。地域づくりの困難さが際立つようになり、一方でNPO法人など多様な活動主体が地域で活躍する時代。住民の福祉向上への寄与が見えにくくなっている現状があります。また、介護保険への参入により運営の方向性が経営への視点へと切り替わり、他のサービス事業体と何が違うの?という素朴な疑問が生まれてきたためです。
 そこにきて、社会経済状況の変化と新たな生活諸問題が出現したことで、国をあげての議論が起こり社協の出番が巡ってきたということでしょうか。(大震災でのボラセン運営も社協の存在意義を示しましたけど)

 生活支援‥て、考えたら特に新しい言葉ではありませんよね。多少の言い回しの違いはあるものの、社協は生活得金の貸付や相談業務などで、それを行ってきたはずでした。だけど、今までのやり方では解決しきれない現実の深刻さが違うのだと思います。
 講演中にいろいろ考えたけれど、地域に打って出る職員の確保と総合的な相談システム、資金援助と現物支給の援助能力の確保が課題だなと思いました。それにあわせてお金(財政)の問題も‥  今後、みなさんの知恵を借りながら、対策を考えたい気分です。   堀

2013年2月8日金曜日

落語をきいて

  2月3日(日)は邑楽町出身の落語家 立川談四郎による新春寄席が福祉センター寿荘で行われました。最初にお囃子とともに現れた前座の 立川寸志による落語が始まると、250名を越える会場が笑いに包まれました。さすがにプロはうまい‥。感心してるといよいよ談四郎の登場です。立川流の重鎮となった談四郎の話には一段と洗練された技が加わります。聴衆はすっかり話の世界に引き込まれどっぷりと物語の世界に浸ることとなりました。

 「日本の話芸」である落語は歴史もある立派な庶民文化だと思います。展開に隙がなく、面白さの中に時にはぐっと来る悲哀さなどが織り込まれ実に巧みです。
 福祉の世界では「聞き上手」がいい援助者のポイントであると言われます。しかし、相談員もケアマネも、福祉の現場で活躍する人は「語り上手」でもあるものです。支援やアドバイスを行うのも、展開に気を配りわかり易く相手を思いながら語ることが重要なのことなのです。

 落語をきいて自分も語りを磨かねばと思いました。すぐには上手くなれなくても頑張りたいと思います。  堀