2012年8月14日火曜日

8月15日を前に

 15年にも及んだ太平洋戦争が終了して間もなく70年になろうとしています。戦中戦後を知る人びとが徐々に減少しており、戦争の悲惨さを伝えるという負の遺産継承が危ぶまれています。
 福祉の原点は、大日本帝国憲法から日本国憲法への転換そのものと言えます。それまでの憲法には国民主権も生存権も明記されてはおらず、基本的人権は制限的でした。いや、戦時体制化においては皆無でありました。そんな時代の終了は、多くの国民の犠牲によってもたらされたと言って過言ではないでしょう。

 福祉に生きる人は、生存権と平和に生きる権利を戦争の悲惨さと多くの犠牲の叫びから学び、教訓として福祉の理念を今に伝えることが重要なのだと思います。
 
8月15日が巡るたびに、福祉の原点を思い出すことを忘れないようにしたいです。(堀)

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