2017年4月24日月曜日

薬物依存症と群馬ダルク

 4月21日に開かれた群馬県内社協職員連絡協議会の総会に出席してきました。
 総会後に研修会が企画されており、その内容は「薬物依存症について理解を深める」というもので、講師の方は、NPO法人群馬ダルクの理事長と施設責任者の方でした。
 群馬ダルクでは、薬物依存症の方を入寮者として受け入れ、依存症の治療に取り組んでいるそうです。施設職員は元依存症の方々で、入寮者の気持ちが分かるため、依存症に苦しんでいる方に対して理解ある居場所となっています。理事長や施設責任者の方も過去に依存症で苦しんだ経験があり、体験談を聴くことができました。お二人の話の共通点は「止めたくても止めれない」でした。親や周りの人へ迷惑を掛け、自分では抑制できない状態の中、ダルクと出会って治療に励み、今では依存症が緩和されたとのことです。今後も多くの薬物依存症の方へ手を差し伸べ、ダルクがその人にとって「ホーム」になれるよう努めていきたいと語っていました。
 同じ経験をした人たちがお互い理解し合い、助け合っていく場の重要性を改めて実感しました。
(S.K)

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