2017年3月9日木曜日

福祉入門講座をやってみて…

 昨夏、神奈川県で起こった障害者の大量殺傷事件をきっかけに企画した「楽しく学べる福祉入門講座」が残すところ、あと一回のみとなりました。
 「世の中の人権意識の揺らぎがこの問題を産んだ」との認識から企画したものですが、歴史的に人権の有り様をふり返りながらお話しするよう心がけました。当初受講生は12人余りいましたが、結局最後まで残ってくれたのは10人弱…。それでも皆勤賞の方もいて嬉しい気持ちでいっぱいです。
 改めて歴史を振り返りながら自分の頭を整理すると、人間というものは何とも不思議な生き物だなと思います。生物としての欲=基本を備えながら、人間故の奇妙な社会を構成しながら生きてきました。大方の人は、貧しさと不条理な社会でのもがくような生活が基本です。それでも時には楽しく愉快に生活を繰り広げました。逞しさのようなものを感じます。
 しかし、人権のない時代が殆ど。そう、日本で人権がしっかり根付いて僅か70年足らず…。
この時代がいかに貴重で尊いものか。日本人は、みなそのことを自覚すべきだと思いました。新年度もできるだけ、そのことの普及に努めたいと思います。


 皆勤賞の人には何をプレゼントしようかな… (堀)

0 件のコメント:

コメントを投稿