2017年5月2日火曜日

信頼について

 邑楽町の社協が住民課の一部から独立をするため、役場を飛び出し公民館に移転してから41年以上にもなります。その当時、住民課に籍を置きながら事務局職員として法人格の取得や華々しい独自事業を展開していた従兄が先月亡くなりました。66歳という若さでした。

 彼は邑楽町社協の礎を築いた人物で、私が就職した昭和57年の時からずっと気にかけてくれました。ホントの兄のような存在でした。現在も続くボランティアバザーやダンスパーティはその当時からスタートしたものなのです。(彼の敷いたレールの上を今でも私たちは走り続けている気がします。)
 彼は法人化後、数年間専門員として社協で業務を続けていました。その時から同僚だった仲間も今ではすっかりOBOGとして余生を送る中地域で活躍されています。その仲間の絆は現在でも健在で、本当に深い信頼に基づいているのだなと、感心しきりです。もちろんその要は従兄であることは間違いありません。

 この間社協は事業の拡大を行い今では職員数が50名に迫るものとなっています。しかし、優秀な職員が多いのにもかかわらず、職員間の信頼はかつてほどには及ばないような気がします。専門性は低かったが、人間味あふれていた過去。現在は専門性はあるものの、どこかもの足りない気分です。信頼…分業制となった現在、信頼こそが業務をスムーズに進める原動力なのですが…。
 
彼の死に際し、残り少ない時間でいかにして職員間の信頼を築いて行けばいいのでしょうか。ここのところ、そんなことばかリを考えています。 (堀)
 
 

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