2015年6月9日火曜日

戦争はいやだな

 立場の違う憲法学者がそろって「違憲である」と言った安保=戦争法案‥。結局、現日本国憲法では許されないほど、怪しくも恐ろしい戦争の本質に迫っている内容を含んでいるものだということが、明らかになりました。しかも、身内からも指摘されるという異常事態です。
 実は福祉と戦争は、歴史的にも密接な関係にあります。戦争すればその犠牲者が生活の安定と回復を願って福祉政策のお世話になり、一方、戦時になれば軍事費をねん出するため福祉予算はギリギリまで削られ、ぜいたくは敵だと言わんばかりに縮小される関係であるというように‥。
 しかし、ことはもっと深刻なんです。基本的人権の制限こそが戦争推進の必須条件だからです。それなくしては戦争は出来ないといえます。基本的人権の保障のうえに成り立つ福祉の最大の敵こそが戦争です。私は、現在の自由を手放したくないし、権利も失いたくありません。確かに世界情勢は変化しています。それだからこそ、求められるのは平和を希求する中立性だと思います。最低限の自衛手段(個別的自衛権)はもちつつも、宗教的にも戦略的にも平和志向で中立を保つ。それが大事だとみなさんも思いませんか?

 さて、決算等も無事終了し新年度の事業が進められつつあります。地域福祉(活動)計画の策定が当面の大きな課題です。とりあえず地域にある問題をどうやったら住民とともに解決できるかをしばらくは考えたいと思います。(H)

0 件のコメント:

コメントを投稿