社会福祉法人は、公益性を抱えるがゆえに2年に1度のペースで「法人実地指導」という監査を受けることになります。まあ、それは長年の経験でほぼ問題なくクリアできるのですが、介護保険事業に参入していると介護保険の実地指導を別に受けることになります。これが案外大変‥。
法人指導の場合は不良箇所の改善ですが、介護保険はそれに加えて不正箇所の発掘がプラスされるのです。平成12年度からスタートした介護保険制度。これまでに多くの事業者が介護報酬を不正に請求するなどして指定の取り消しがされました。その結果、ケアマネの仕事も介護職員の仕事も厳しい業務とチェックが欠かせないものになってしまったのです。
指導を受ける限りは100点ではなくても、不正とは無縁にしたいもです。(でも、もしかしたら法令の見落としも‥)もし、不正でもあれば社会福祉協議会の信用失墜にもなりますし、何よりも住民に顔向けができません。それこそ“社会福祉虚偽会”といわれてしまいますもんね。
対象となった事業は通所介護と居宅介護支援(ケアマネ業務)。担当の係長は数日前から落ちつかず緊張で胃が痛いという始末。それでも、いくつかの口頭指摘はあったものの無事に終了する事ができました。「ああ、よかった」の一言は重みがありました。(堀)
0 件のコメント:
コメントを投稿