10月から暮らしが変わるという新聞の見出しが気になりました。近年、何度か見かけた見出しですが、この間を振り返れば、国民の格差が広がり多数派の貧困化が進んだことがわかります。確かに給料アップで喜んでいる人たちがいることは事実です。株価も上がったことも明白です。それでも、日本の景気を支えているのは中国人の爆買だという指摘もあるほど、総じて国民の購買力が上がっている訳ではないのです。そう、多数の中小企業人と給料に頼れない人たちには殆ど光が当たっていません。(私どもも同様)
今日以降、改正派遣法の施行や地震保険料と生活必需品の値上げなど厳しい状況が弱者と呼ばれる人々に改めて襲いかかりそうな気配です。また、マイナンバー制度がスタートし、いよいよ個人が番号で管理される時代に本格的に移行すると言います。近未来小説の中に、個人が識別番号で描かれた世界を描いたものがありましたが、それを彷彿させる時代になって行く訳です。個性の埋没にもつながる心配もあるけれど、ITに頼った個人情報の漏えい問題など現実的な部分が大いに気になります。国はそのうち思想や価値観も管理するようになって行くのでしょうか?
あの頃がピークだったと振り返る自分が、現実味を帯びて迫ります。数年後には定年退職を迎えることになりますが、そんなことは言いたくないなあ。
HOR
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